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第一子を出産してからのキャリア形成

女性がキャリアを積み上げながら育児をするのは大変

出産や育児というのは社会貢献にとても大きな意味をなすことです。
昔から子は宝という言葉がある通り、子供というのはこれからの日本経済や私たちの老後の生活を担う大事な労働源でもあり、日本を支えていく重要な存在でもあります。
そのような大事な存在を産むということはとても大きな意味があることです。

また、出産や育児を経て人は様々な経験をします。
新しい価値観を見つけたり人としての教養を広げたりということは社会でも還元することができることです。
そのため、出産や育児のために一時的に仕事を離れても、そこから仕事に戻った時には様々な効果や結果を生み出すことにつながります。

しかし、社会的に見ると、まだまだ出産や育児のために一時的に仕事から離れるということには否定的な見方をされがちです。
出産や育児というのがその会社のキャリアに直接的に影響しないこと、まだまだ女性の社会進出にネガティブな見解があることが理由としてあります。

女性がキャリアアップするためには綿密なプラン作成が必要

仕事をしている中で女性も経験を積んでいくと途中から責任ある仕事を担うことが増えてきます。
責任ある立場になったり重要なプロジェクトのメンバーになったりすると、そこから離れることへの不安や離れられないような状況というのが起きがちです。

一旦そのような場から離れてしまうようになると復帰の時に自分の座席があるのかということが不安ですし、離れることが社会的評価を下げる原因になることがあるためです。
そういった不安が出てくると、女性は婚期や出産時期を失ってしまうことがあります。
そのため、ビジネスプランはしっかり立てつつも、自分のライフプランもしっかりと守ることも重要です。

医師を目指す人の出産時期

医師となるには大学に6年間通い、なおかつ研修医期間も必要です。
そうなると、医師として独り立ちするまでには8年あり、それをすぎてから結婚や出産をするということが多いです。

しかし、結婚適齢期や出産時期というのを考えるとこれは決して理想的であるとは言えません。
医師として働き出せば仕事が楽しくなりますし、すぐには医療現場から離れることを避けたいものです。
そこで、新しい考え方として医学部時代や研修医時代に結婚や出産を経験するという考え方があります。

学生のうちに結婚をすることや独り立ちする前である研修医時代に子供を出産することには否定的意見もあります。
確かに自分の成果が出るまでに結婚や出産をしてしまうと、医師としての仕事に就くことなく主婦になってしまう不安があるので、否定的に思われることは致し方ありません。

しかし、国家試験前の学校が休みとなる期間に出産をすることで、計画的に出産じゅんびができますし、出産後も保育園に子供を預けつつ研修医としての生活をすることができます。
もちろん、家族や職場の理解も必要ですが、このようなライフプランを選ぶことで、医師としてのキャリアを積みながらも女性としての幸せを得ることもできるのです。