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創造力と課題解決力を養う教育ツール「レゴブロック」

レゴブロックの持つ力

レゴブロックといえば、子供の頃に遊ぶおもちゃであると思っている人が多いものです。
しかし、とても優秀な知育おもちゃであり、遊びを通して能力の発達を促すことができます。

特に、ブロックというのは答えがないものであり、自由な発想を求められるものです。
遊び始めは模倣をしたり、ただくっつけたりするだけで終わるものも、経験を積み重ねていくことで独創的なものを作り出したり、頭の中にイメージしているものを形にしたりということができるようになります。
遊びでありながら、日常的にレゴブロックを組み立てることでたくさんの能力を育むことができるのです。

教育ツールとしてレゴを活用する

ケンブリッジ大学では、2015年の10月から遊びの研究センターがスタートしました。
この研究センターはレゴ財団の協力を得て長年研究を進めてきたのですが、研究センターのスタートによってレゴ教授が研究センターでディレクターを務めています。

研究センターでの研究内容として、遊びが子供や大人のワークライフバランスの向上、創造性の喚起によって問題解決能力の育成といったことを可能とすることを掲げています。
まだまだ研究も始まったばかりですが、これからの高等教育のあり方やさらに優秀な人材を育てるために大事なメソッドを生み出せると期待が高まっているのです。

レゴを通して得られるもの

レゴで遊ぶことはたくさんの力を要求されます。
自由な発想でものを作り上げることが必要ですし、イメージしたものを形にする力も必要です。
このような力というのは机上の勉強ではなかなか身につけられるものではありません。

レゴというのは遊びでありながらとても高レベルな教育ソフトに取り組んでいる状態であるといえます。
そのため、今では様々な場面でレゴを勉強のカリキュラムに取り入れられないかという取り組みが進んでいるのです。

自分が思っているようなパーツがない時、子供は手元にあるパーツで作り上げることができないかを考えます。
この経験は問題解決能力をつけることにとても役立ちますし、諦めない姿勢を身につけることができます。

このような経験によって勉強を根気強く取り組む姿勢や、努力をする姿勢を身につけることができるのです。
このような取り組みというのはプログラミングや3Dの技術でもとても役立つことであり、こういった新たな産業でも活躍する技術を身につけさせようという取り組みも進んでいます。

自分たちでものを作り上げる喜びを知ることで、ものづくりへの興味関心を深めそういった仕事に就くことを促す効果もあるのです。
レゴブロックは遊びでありながら、たくさんの刺激となり、モチベーションアップにも活用できるツールとして様々な側面から教育にも活用されているのです。