睡眠は人間に重要なもの
私たちは眠ることがとても重要です。
睡眠時間を持つことで疲れを回復することができますし、ストレスを緩和することもできます。
また、睡眠が取れないと体調を崩したり、心のバランスを崩してしまうこともあります。
正常な判断を欠いてしまうこともありますし、最悪の場合には命の危険が起こることもあると言われているのです。
睡眠はこれだけ大事なものでありながら、軽視されてしまうことも多いです。
しかし、最近ではそのような流れを改善するための働きとして、睡眠についての研究とそれによって睡眠用品の開発とが進められています。
個人の睡眠パターンを可視化する技術
科学技術振興機構(JST)は、大阪大学の研究グループが、スマートフォンやタブレット端末に録音された音をもとに、機械学習により個人の睡眠パターンを可視化や評価する人工知能(AI)技術を開発したことを発表しています。
この成果は大阪大学産業科学研究所の福井健一准教授、同大歯学研究科の加藤隆史教授らによるものであり、その研究の詳細については、米国人工知能学会が発行する会議録「AAAI2017 Workshop Proceedings」にて公開がされています。
私たちは睡眠中も動いていますし、音を発したり聞いたりしています。
自分自身が歯ぎしりをしたり、クーラーの音がしていたり、外を走る車の騒音が聞こえたり、テレビの音が聞こえたりという音を睡眠環境音といいます。
この睡眠環境音の中にはたくさんの情報が含まれていると言われており、その時には様々な音が一度に聞こえているために音の判別が難しく活用がされていませんでした。
しかし、今回の研究によって複数の機械学習手法を組み合わせて高精度に睡眠関連音抽出してそれぞれの音を特徴ごとにカテゴライズをしてマッピングする手法を考案したのです。
これによって、睡眠パターンを可視化することに成功をしています。
具体的に睡眠パターンを可視化するというのは、睡眠時の脳はや呼吸、足の運動、顎の運動や、ノンレム睡眠とレム睡眠、心電図、などの情報を記録する睡眠ポリソムノグラフィ(PSG)検査で推定された睡眠結果と高い関連性があるとされており、その可視化できる能力はかなり高いということができるのです。
この研究によって快適な睡眠を可視化することができ、その人に適した睡眠を明らかにすることができます。
また、日常的にスマートフォンやタブレットを用いて睡眠パターンを記録することもできます。
そのため、日常生活の中でその人の睡眠パターンに応じて照明の調整やエアコン制御といったことまで行えるようになることが今後の研究で期待されています。
